2004日本シリーズ VS中日ドラゴンズ 第3戦

プレーオフ第1ステージ第3戦のサヨナラ勝ち以来、16日ぶりに戻ってきた所沢・西武ドーム。球場は秋の風が吹き、非常に半袖では肌寒い状態のホームスタジアム。

日本シリーズは1勝1敗。これからが勝負になる。残り5戦を3戦先勝したら勝ち。この戦いはもう第2ステージで経験済み。しかもそのときはホームゲームなし。気持ちを入れなおし、いざ3戦へ。


しばらくして、両チームの先発バッテリー発表
先攻のドラゴンズ
ピッチャードミンゴ・グスマン−キャッチャー谷繁元信
予想通り、ドラゴンズ先発3本柱の1人、今年横浜から移籍のドミンゴが先発。

後攻のライオンズ
ピッチャー帆足和幸−キャッチャー
POでは3番手だった帆足が一つ昇格し、第3戦に登板。POであった、イニング大量失点を防げるか、そこがポイントになりそう。

バッテリー発表後、すぐにスタメン発表。

両チームのラインアップ
先攻のドラゴンズ
1番セカンド荒木雅博、2番ショート井端弘和、3番サード立浪和義、4番センターアレックス・オチョア、5番DH高橋光信、6番キャッチャー谷繁元信、7番ファーストオマール・リナレス、8番レフト森章剛、9番ライト英智、先発ピッチャーはドミンゴ
所沢でのゲームのため、DH制となる。そのDHには選球眼のいい高橋光信が入る。それ以外は1−6まで変わらず。7番には初戦スタメンのリナレス、8・9番に2戦目でそれぞれヒットを放った森・英智が入る。

後攻のライオンズ
1番ライト佐藤友亮、2番センター赤田将吾、3番サードホセ・フェルナンデス、4番ファーストアレックス・カブレラ、5番レフト和田一浩、6番DH貝塚政秀、7番ショート中島裕之、8番キャッチャー野田浩輔、9番セカンド高木浩之、先発ピッチャーは帆足。
POを闘ったオーダーを全く変えずに所沢1戦目に望む。DHの貝塚はこのシリーズ初登場。



そして、所沢最初の試合ということで、名古屋同様、開会式が行われる。両チームの選手がマウンドをはさんで1列に並び、国歌斉唱。
監督への花束の贈呈があり、それが終わるとそれぞれのベンチに別れ、試合モードへ。

ライオンズの守備陣がそれぞれの守備位置へと散る。


そして、始球式。まぁ、予告されていた通りなわけですが、始球式には映画のプロモーションで来日をしていた俳優、トム・クルーズがマウンドへ。外角に大きく外れて、マウンドを降りる。すると1塁側ベンチ前で、トム・クルーズがマイクを持って何かしゃべっている。しかし、全部英語(←当たり前)な上にこもったドームの音声で何を言ってるのかがわからず。それが終わって、

いざ試合へ。


マウンドにはライオンズ先発の帆足が上がる。

1回表、先頭打者は荒木。サードゴロにさばいて1アウト。井端もセカンドゴロに、立浪もキャッチャーフライに抑えて、三者凡退と上々の立ち上がり。

1回裏、先発・ドミンゴがマウンドへ。先頭の佐藤がPRIDEのテーマに乗って、打席に向かう。ピッチャーへの強烈な当たりもドミンゴがつかんでライナーに。赤田はファーストゴロで、2アウト。フェルナンデスは見逃しの三球三振で三者凡退。ともに順調な立ち上がりを見せる。

2回表、先頭はアレックス。ショート深いあたりを中島が早い当たりでカバー、ショートゴロ1アウト。高橋はレフト前に落とされ、両チームを通じて初安打。続く谷繁は初球をショートゴロゲッツーであっさりと3人で攻撃終了。

2回裏、先頭のカブレラはあっさりと初球をファーストファウルフライ、和田もショートゴロ、貝塚も空振り三振に倒れ、2イニング連続の三者凡退に。

3回表、先頭のリナレスはサードゴロ、森はショートゴロと思いきや、中島がお手玉の上にあわてたファーストへの送球が横へはずれ、エラーに。1アウト1塁。しかし、英智は空振り三振